レーザー治療
ペットの負担を軽減する治療法
レーザー治療とは高度に集束させた光を利用して、非常に高い精度で患部のみを効率的に切除していく治療方法です。本来の手術と比べると、出血・腫れを軽減することができるため、麻酔のリスクを軽減することができます。
レーザー治療のメリット
出血が少ない
レーザーメスは切開と同時に小さい血管を閉じていく事ができるため、出血を大幅に軽減し、従来のメスでは出血が多く困難であった手術もレーザーメスなら可能です。
痛み・腫れが少ない
リンパ管や神経末端も閉じることができます。そのため手術後の痛みや腫れをほぼ無くすことができ、術後の回復を早めます。
腫瘍などを切開せずに除去できる
皮膚表面にできた腫瘍であれば切開せずに蒸散(焼き飛ばす)ことができます。また小さい腫瘍であれば局部麻酔での手術が可能なので、高齢な動物や小動物などの麻酔のリスクが高い動物に有効です。
感染リスクを軽減できる
レーザーの光には殺菌効果があり、患部を無菌状態にします。これにより感染リスクを軽減することができます。
手術のリスクを減らす
レーザーの焦点サイズを調節することにより、細かい作業が容易になります。また、手術と同時に止血も行えるので、出血が少なく手術部位が見やすく安全性が増し、手術時間も大幅に短縮することができます。